【感情のコントロール】
自分の自由にならないことの最たるものは、他人の気持ち、感情です。
これは、本当に自由にならないことがあります。
他人に対してアドバイスをすることはできますが、それで相手を変えることができるとは限りません。
しかし、自己の感情は、自分で統御(とうぎょ)することができます。
たとえば、友人と喧嘩をした場合、自己の感情をコントロールすることは完全に自分の領域です。
相手に対して、どういう考え方をするかは、100%自分の自由なのです。
一方、相手については「自分は、言うべきことは言い、伝えるべきことは伝えた。これ以上はできない」ということであれば
「あの人は、これが魂の糧となって、きっとよくなるだろう。
これは、やがてプラスになっていくだろう」ということを信じることです。
十年間、その人のことをずっと恨(うら)み、悪口を言いつづけるか。
一日で忘れ、その人を許してしまうか。
それは自分自身の領域です。
自己の感情については、自分で完全に掌握(しょうあく)し、コントロールしていく必要があるのです。
(『感化力』P.15)
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