【自分の気持ちを考えすぎない】
人間は、すぐに自分の気持ちを考えてしまいます。
「自分が傷ついたかどうか」
「自分は幸福なのか、不幸なのか」
「自分は、どうなのか」
というように、主語が自分になりがちなのです。
「私は」「僕は」と、まず主語が自分になり、「自分は、どうか」ということを考える癖があるならば、
少し、この主語を変えて、その主語のところに、ほかの人を置いてみてください。
あなたが、「自分の不幸の原因になっている」と思う人を主語に持ってきて、その人の立場から考えてみていただきたいのです。
「私が不幸なのは主人のせいだ」
「私が不幸なのは息子の出来が悪いせいだ」などと、いろいろな原因はあるでしょう。
しかし、「私が、私が」という思いが何度も出るのであれば、少し考え方を変えて、
「主人は、私のことを、どう思っているのかな」
「息子は、私のことを、どう見ているのだろう」
と考えてみてください。
「私は、私は」という主語の部分を少し変えて、人の気持ちを考えてみることが大事です。
(『ストロング・マインド』P.105)
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